間中病院

保険医療機関

〒250-0012 神奈川県小田原市本町4-1-26

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間中病院の下肢静脈瘤・
むくみ外来

足のむくみ・だるさ、下肢静脈瘤で
お困りの方はご相談ください

こんな症状でお困りの方は
ご相談ください

  • 足のむくみ、だるさ
  • 足がほてる・熱く感じる
  • ふくらはぎがだるい・重い
  • 足のむずむず感・不快感
  • 足の血管がぼこぼこしている
  • 足のかゆみ・湿疹
  • 足の血管が浮き出て見える
  • 足の色素沈着
  • 足の静脈に瘤(コブ)がある
  • 足の潰瘍(かいよう)
  • 足のこむら返り(つり)

つらい足のむくみ、
だるさに悩んでいる、
足の血管がボコボコ浮き出てしまい、
スカートが履けない など

そんな症状がある場合は、
下肢静脈瘤の可能性が
あります。

間中病院では、症状の原因を見極め、
下肢静脈瘤に対しては、
血管外科専門医である野村院長が診察を行います

受診の予約・相談はこちら

TEL. 0465-23-3111

診療日:月・金 午前9:00〜11:30(受付開始8:30)
※予約制

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むくみはなぜ起きる?

むくみはなぜ起きる?

むくみのメカニズム

ひとの体は、心臓から血液が全身の細胞へと動脈を通って酸素や栄養分を届ける為に送り出され、届けると同時に細胞から排出された二酸化炭素や老廃物を回収して、静脈を通って心臓に血液を戻します。
その為、下肢の場合は、重力に逆らって心臓に戻らなくてはなりません。そこで血液を戻すためのポンプの役割を果たすのがふくらはぎの筋肉です。ふくらはぎは「第二の心臓」とも呼ばれており、筋肉の力によって静脈が圧迫され、血液がしぼりだされる王に流れ出します。これが、何らかの原因で上手く機能しなくなると血液が停滞し、足がむくんでしまいます。

むくみの原因

  • 1 心不全

    心臓に何らかの障害があるため、心臓がポンプの役割を十分に果たせなくなり、血行が悪くなりむくみを起こすことがあります。

  • 2 肝不全・腎不全

    血中にはアルブミンというたんぱく質の一種があり、血管に水分を取り込んだり排出したりして血管内の水分を調節する役割を担っています。アルブミンは肝臓で作られるため、肝臓の機能が落ちる(肝不全)とアルブミン量が低下し、むくみの原因となります。また、腎臓の機能が落ちる(腎不全)と体から水分を排出する機能が落ちるため、体内に余分に水分がたまり、むくみの原因となります。

  • 3 甲状腺機能低下

    首にある甲状腺という臓器が機能低下することによってむくみます。
    皮膚を指でおさえてへこませても、元に戻るようなむくみが特徴。全身にあらわれますが、特に朝起きたときにむくみ、昼頃になると少し改善する傾向があります。
    採血検査で診断することができます。

  • 4 下肢静脈瘤

    足の静脈には一度心臓に向かった血液が逆流して足に戻ることを防ぐ静脈弁がついています。その静脈弁が壊れて、逆流した血液が足に溜まってしまい、むくみの原因となります。下肢静脈瘤検査は超音波検査ですぐに診断できます。

  • 5 深部静脈血栓症

    長時間のバスや飛行機に乗ったり、手術後や寝たきり状態など、同じ姿勢を取り続けた後に足の静脈に血のかたまり(血栓)ができることがあります。足の静脈に血栓ができると静脈が心臓に戻りにくくなり足がむくみます。予防するには、水分摂取や足を動かすようにする他、弾性ストッキングを履くことも有効です。

  • 6 長時間同じ姿勢でいる

    立ち仕事やデスクワークなど、ずっと同じ姿勢の状態は、ふくらはぎの動きが少なくなり、ふくらはぎの筋ポンプ機能がうまく働かなくなります。その結果、足の血液が心臓に戻りにくくなり、うっ滞してむくみにつながります。

  • 7 運動不足による筋力の低下

    運動不足によってふくらはぎの筋肉が衰えると、足の血液が心臓に戻りにくくなります。

  • 8 ビタミン・ミネラル・たんぱく質の不足

    カリウム・カルシウム・マグネシウムなどのミネラルや、
    ビタミンB、たんぱく質が不足すると、むくみが出やすくなります。

  • 9 アルコールの取りすぎ

    アルコールは、血管内の水分を脱水してしまう作用があるため、飲みすぎると体の水分が失われ、血液濃度が濃くなります。体が危険を回避するために血管内に水分を取り込んで血液濃度を低くしようとします。この際に取り込んだ水分の一部がむくみの原因となります。

  • 10 女性特有のむくみ

    女性は男性よりも筋肉量が少ないため、ふくらはぎの筋ポンプ作用が弱く、足やむくみやすい傾向があります。また、妊娠によるむくみ生理によるむくみもあります。
    原因の多くはホルモンで、黄体ホルモンというホルモン分泌量が生理前になると多くなります。すると余分な水分が体にたまりやすくなりむくみの原因となります。

下肢静脈瘤とは?

下肢静脈瘤は足の血管の病気です。
下肢とは足のことで、静脈瘤は血管(静脈)が
コブ(瘤)のように膨らんだ状態のことを言います。

下肢静脈瘤の種類

  • 治療が必要
    伏在型
  • 側枝型
  • 網目状
  • くもの巣状

診察から治療までの流れ

  • STEP 1問診

    問診票に記入された内容をもとに、症状のほかに仕事の内容や生活習慣をお聞きして、足の症状が下肢静脈瘤によっておこっているのか、他の病気によるものではないのか、などを見極めます。

  • STEP 2視診

    医師が患部を見て、下肢静脈瘤の場所や膨らみ具合、むくみや皮膚の変色がないかを確認します。

  • STEP 3触診

    医師が実際に足を触って、むくみの有無や皮膚表面の状態、皮膚の厚さや硬さ、押して痛みがあるか、などを調べます。

  • STEP 4エコー(超音波)検査

    • 外から見ただけではわからない足の静脈の状態を確認するために検査をします。
    • エコー検査は、ゼリーを塗った皮虜の上から機械を当てるだけで、血液の流れ(静脈の逆流)を 検査することができます。
    • エコー検査の結果によっては、さらに静脈造影検査やCT などの検査を追加して使用することもあります。
  • STEP 5診断

    通常の診察・検査はすべて保険適当となります。

治療が必要な場合

症状に応じて治療を行います。
伏在型で手術適応の場合は、高周波(ラジオ波)治療を行います。

高周波(ラジオ波)治療

高周波とは、周波数の高い交流電流のことです。細い管(カテーテル)を病気となった静脈の中に入れて内側から高周波を用いて焼灼します。焼いた静脈は、治療後半年くらいで吸収されてなくなってしまいます。局所麻酔で細い管を差し込むだけなので、日帰りでの治療も可能です。伏在型で手術適応の場合に行います。

その他の治療法

治療費について(一例)

当院で行う治療は基本的に保険適応となっております。
高周波(ラジオ波)治療となった場合の料金は下記となります。

※保険や行う検査によって変動します。

診察のみ

3,000

高周波治療が必要になった場合

総額
37,000円~132,000

※三割負担の場合。保険によっては負担が少なくなる場合がございます。

診察のみ
  • 初診料
  • 超音波検査

3,000

手術前検査
  • 再診料
  • 尿検査
  • 血液検査
  • 心電図
  • 胸部レントゲン

3,000円~4,000

手術(日帰り)
  • (片足のみ)
  • 再診料
  • 高周波治療

31,000

手術(日帰り)
  • 片足の場合
  • 再診料
  • 高周波治療

31,000

  • 両足の場合
  • 再診料
  • 高周波治療(2足分)

62,000

1泊2日入院(食事代含む)

62,000

※3割負担
保険によって金額は変動いたします。

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手術一週間後に経過を見て
問題がなければ完了となります。

※記載の金額は1例です。

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その他の治療法について

患者様の状態に合わせてご提案いたします。

ストリッピング手術

ストリッピング手術は、足のつけ根と膝の2 カ所を1 ~ 3cmほど切り、静脈の中に細いワイヤーを入れてワイヤーごと静脈を抜き去る方法です。局所麻酔で行えます。血管自体を取り去ってしまう為高い治療効果がありますが、手術後の痛みや神経障害、多少の出血などのリスクがあります。
当院では、手術適応の場合基本的に高周波治療を行いますが、高周波治療に適さない場合ストリッピング手術を考慮する場合があります。

⾎管内接着剤治療

下肢静脈瘤用に開発された医療用接着剤(グルー)をカテーテルで治療する血管内に注入して血管を閉塞します。
熱によって血管を塞ぐ高周波治療と比べて熱を伴わないので、やけどや神経障害など周辺組織への影響や痛みが少ないといった低侵襲性が大きな特徴です。
また、高周波治療では熱による痛みや合併症対策で必要なTLA 麻酔が不要となるため、針を刺す回数が減り、麻酔浸潤時の痛みや術後圧迫の必要性も低減されます。
ただし、血管内にグルーを注入するので、グルーに対するアレルギーやアレルギー体質の方は治療を受けられない場合があります。

硬化療法

軽症の場合は硬化療法を行う場合があります。
下肢静脈瘤に薬を注射し、固めます。硬くなった静脈は半年くらいで吸収されて消えてしまいます。
軽症の下肢静脈瘤には有用性が高い治療法ですが、進行した静脈瘤には効果が期待できない場合がございます。また、薬剤を使用するためアレルギーや色素沈着がおこることがあります。

保存的治療について

運動・マッサージなどによる生活習慣の改善や弾性ストッキングの着用など、手術や薬以外の治療法を保存的治療と呼びます。他の治療法と異なり抜本的な治療ではありません。
弾性ストッキングは、足を締め付けてふくらはぎの筋ポンプ作用を助けることによって足に血液がたまるのを防ぎます。正しく着用すれば、下肢静脈瘤の症状の緩和に大変役に立ちます。しかし、履くのが難しかったりかぶれなどのトラブルを起こすことがあり、長く履き続けることが難しいものでもあります。