間中病院

保険医療機関

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頭痛外来

頭の痛み

「頭が痛い・・・でも、市販薬を飲んでいればそのうち治るだろう。」
頭痛が起きる原因は様々ですが、大切なことは、その頭痛の原因がなんであるか?命に危険がある重篤な頭痛なのか?を、しっかり見極めることがとても大切です。

医師 間中 信也 名誉院長

専門分野
脳神経外科
専門医等
医学博士
日本脳神経外科学会専門医・評議員
日本頭痛学会専門医・指導医(2000年より日本頭痛学会理事(現在は、名誉会員)
日本頭痛協会名誉代表理事
間中名誉院長による頭痛についてのサイト「頭痛大学」

当院の頭痛外来

頭痛外来の流れ

頭痛外来の流れ
  • 1問診
    頭痛に関して(発生時期、痛みの持続期間、頻度、痛み方など)、まずは詳しく問診を行います。
  • 2検査
    必要な場合はレントゲン検査・MRI検査・CT検査などを実施します。
  • 3診断
    患者様の頭痛が一次性頭痛なのか二次性頭痛なのかを総合的に診断いたします。
  • 4治療と生活改善のアドバイス
    大部分の頭痛には有効な治療法が存在しますので、患者様のお話をお聞きし、適切な治療と生活改善のアドバイスを行います。

頭痛はどうして起こる?

頭痛が持病の「頭痛もちの頭痛」 → 「一次性頭痛」といいます。

「一次性頭痛」 すなわち「頭痛もち」の頭痛は、脳や体に病気がないのに、繰り返し起こり、慢性頭痛とも、習慣性頭痛ともいわれます。この頭痛は、どんなにひどくても、命に差し支えることはありません。ですから「善玉頭痛」ともいえます。「たかが頭痛、されど頭痛」のうちの「たかが頭痛」にあたります。片頭痛と緊張型頭痛、それに群発頭痛が「善玉頭痛三兄弟」です。

片頭痛―頭の血管が拡張して炎症を起こし、まわりの神経が刺激されて起こる頭痛です。頭の片側が痛むことが多いのですが、両側が痛むことも少なくありません。ズキンズキン・ガンガンする頭痛です。ただし半分近くはズキンズキンを感じないといわれています。しばしば吐き気も伴います。

群発頭痛―片頭痛と同じく血管が拡張して炎症を起こし、まわりの神経が刺激されて起こる頭痛です。いったん起こり始めると1~2ヵ月間の間、連日のように群発するのが特徴です。

緊張型頭痛―首のまわりの筋肉のコリや精神の緊張から起こる頭痛です。頭が締め付けられるような、重苦しいタイプの頭痛です。

脳や体に病気があって起こる頭痛 → 「二次性頭痛」といいます。

「二次性頭痛」 頭痛には くも膜下出血や脳腫瘍(のうしゅよう)など「命の危険がある」病気が潜んでいることがあります。したがって「悪玉頭痛」ともいえます。「たかが頭痛、されど頭痛」のうちの「されど頭痛」にあたります。「悪玉頭痛」はマヒや認知症を伴うなど、普段の頭痛と様子が違います。「突然の頭痛」はくも膜下出血の可能性があります。すぐに脳神経外科にかかりましょう。

頭痛の原因

主に三つあります。

①血管 (片頭痛を起こす)、②筋肉 (緊張型頭痛を起こす)、③頭の中の病気 (くも膜下出血など)

これらの組織の痛みが頭痛として自覚されるのです。

そのほかに、つぎのような原因の頭痛もあります。

①眼や鼻の病気による頭痛、②気の病による頭痛 (うつ病の頭痛など)、③神経痛 (頭にも神経痛があります)

脳の病気がある場合の症状

頭痛 突然の激しい頭痛、頭部の片側がズキンズキン痛む、頭痛とともに吐き気が起こる、光や音・臭い・気温の変化に敏感になる頭痛、頭が締め付けられるように鈍く痛む、首や肩周りが痛いなど。
めまい・ふらつき 座っていてもふらつく、ぐるぐる目がまわる(天井が回る)、フワフワした感じで宙に浮いた感じなど。
耳鳴り 左右どちらか一方で脈拍に一致した耳鳴り。
意識消失 意識消失時にけいれん(ひきつけ)があり、20歳以降に初めてけいれんを起こした場合
手足のしびれ・麻痺 左右どちらかの手と足、口元と親指のしびれ、 麻痺を伴う、あるいはろれつが回らない、顔面にもしびれや麻痺がある、朝起きたら手・足がしびれる、何となく手・足がジンジンする、手・足がピリピリ・チカチカ痛むなど。
意識障害 ろれつが回らない(講語障害)、言葉が出ない・言われていることが理解できない(運動性失語・感覚性失語)、急にろれつがまわらず、何を喋っているか聞き取りにくい、話をしている最中、思っている言葉が出てこないなど。
目がみえにくい 視野が狭くなった、片方の目が短時間見えなくなった(真っ暗になった)、 瞼が下がる、最近ものが二重にダブってみえる、見える範囲が狭くなってよくぶつかるようになった、視力が急激におちた。